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黒革の手帖第5話 あらすじ・ネタバレ・レビュー

MIL MIL MICHILU(ミルミルミチル)

原作:松本清張「黒革の手帖」新潮文庫上下刊


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第5話 あらすじ

新しくホステスになった島崎すみ江(内藤理沙)を使い、上星ゼミナール理事長・橋田常雄(高嶋政伸)の裏口入学斡旋者リストを手に入れた原口元子(武井咲)。次は橋田が買おうとしている料亭『梅村』を奪い、それを2億円で転売して、銀座の老舗クラブ『ルダン』を手に入れようと考える。その矢先、『ルダン』を所持している人物が政財界のフィクサー・長谷川庄治(伊東四朗)だとわかり、元子はいよいよ計画を実行に移す決意を…。

一方、亡き国土交通大臣・若槻の妻・貴子の対抗馬として同じ選挙区から出馬しようとしていた安島富夫(江口洋介)だったが、若槻夫妻に思いがけぬスキャンダルが発覚! 期せずして党の公認候補として選挙戦に臨むことになる。貴子から「裏切り者!」と罵られた安島は思わぬ行動に出る!

そしてついに元子は橋田と対決するため、黒革の手帖を携えて、上星ゼミナールへと乗り込んでいく…。

(黒革の手帖HPから引用)


その後・・・ネタバレ
元子は橋田にすみ江と本気で付き合うのかと聞き、単なる遊びなら今度お店の外で会うのはやめてほしいと言う。だが、橋田の本命はママ(元子)であるようだ。二度とすみ江にちょっかい出さない代わりにママがほしいと元子に迫る。元子は突き飛ばし、橋田は今日は帰さないと興奮している。元子は「帰りませんよ。大事な話はこれからです」と言い、『梅村』を譲ってほしいと橋田に頼む。『梅村』は土地だけでも1億5千万する。だが、元子は2千万を25年ローンで支払うと言う。そして、脱税の証拠と裏口入学のリストデータを持ち掛け、週刊誌に持ち込んだら橋田は破滅すると恐喝する。(元子にからすると不動産売買の交渉をしているだけ)
橋田と元子は『梅村』の売買契約を結ぶ。
橋田「梅村を手に入れて何をしたい。そんなに金が欲しいのか。ママがそこまで欲深い金の亡者だったとは。」
元子「金の亡者なのはあなたの方でしょ。」
橋田「私がやっていることは金儲けじゃない。人助けだ。君はこの国の医者不足がどれほど深刻か知っているか。医者志望の生徒と学生不足の学校のパイプ役になることで少しでも医者不足を解消できるかもしれない。」息を荒らしながら吠える。
ゼミナールは馬鹿そうな子どもでたくさんだ。元子は呆れる。


元子は以前働いていたクラブのママ・岩村(真矢ミキ)と偶然会いお茶をしに。岩村は「最近楢林先生(奥田瑛二)を見かけないけど」と元子に聞く。元子は何があったか知らないふりをする。
岩村「そういえば、ルダンが売りに出されてるっていう話知ってる?銀座の別の店のママが買うって噂だけどあなたじゃないわよね?」
元子「私じゃありません。そんなお金ありませんよ。」
岩村「結構繁盛していると聞いてるけど。銀座で一番若いママの店。」
元子「そうですね。結局男の人って若い女性が好きなんですよね。特に若くて物を知らない都合のいい女が。」
岩村はそれを聞き唖然とし、元子に水をこぼしてしまう。だが元子はこの服はそんなに高くないと言って平然を装う。そんな元子をみて岩村は幻滅する。


元子はすみ江に「今後は橋田と会わなくていい。万が一、お店にきたとしても同じ席にはつかなくていい。」と言う。元子はすべて順調。なにもかも思い通りに進んでいる。と感じる。


元子は長谷川の元へ行く。すると、そこには安島もいた。元子は安島にあまり聞かれてほしくなかったが、話をすすめる。元子はクラブ『ルダン』を3億円で譲っていただけないかと長谷川に頼む。長谷川はそんなお金がどこから出てくるのか不審に思う。元子は相続した親の遺産の相場が上がり~と嘘をつく。長谷川は本当に払えるんだな3億と確認する。安島はその取引を止めに入ろうとするができない。長谷川は手付金5千万を提示する。普通、手付金の相場は売値の1割なので、元子は驚く。
長谷川「出どころがわからない金を100%払おうなんて信頼できるわけがない。それともう一つ、君の都合で契約を破棄した場合は1億円を違約金としていただく。その条件をのめないならこの話はなしだ。」
元子は長谷川が提示した条件を了承する。安島はこの取引を良いと思わず不信感が募る。
その後、長谷川は安島に元子の今までの経緯を聞く。
元子は今後の計画を頭に思い浮かべる。手持ちの預金で手付金5千万を払い、橋田から奪い取った『梅村』を2億円で売りに出す。梅村が売れたらカルネを売った1億を合わせて『ルダン』を買う。残金の2億5千万を払っても手元には5千万残る。運転資金は十分確保できる。なにもかも順調。すべて計算通り。もうすぐ私はこの街の一番にのぼりつめる。


元子はその夜カルネに向かってる途中、タクシーにすみ江と橋田が一緒に乗り込む姿を目撃する。元子はカルネに向かうとすみ江は出勤しておらず、あれは見間違いではないと確信する。
カルネの閉店後、安島が店を訪ねてくる。『ルダン』売買の取引をキャンセルした方がいいと言う。
安島「まだ口約束だけで契約書を交わしていない。俺が間に入るからなかったことにしてもらおう。無謀だ。」「この街には君がルダンを買うことを良く思わない人が大勢いる。
その人たちが嫉妬や恨みで君の足をひっぱり、潰しにかかるかもしれない。」
元子「夢を実現するためにリスクを負うのは当然です。妬まれたり恨まれたりすることを恐れていては前に進めません。」
安島「そもそもその3億円なんて大金はどこから。」
元子「言えません。」
安島「教えてくれ。(安島が元子の手を握る)全部話してくれ。(安島が元子を抱きしめる)君はいったい何者なんだ。」
元子が突き放す
元子「私には私のやり方でこの街の一番上に立つ。」
安島「君はなにもわかってない。会長(長谷川)がどれほど恐ろしい男か。会長(長谷川)は危険な男だ。万が一、敵にまわしたら…」
元子「安島さんだって同じでしょう。選挙に勝つためになんでもするんでしょう。恩人を裏切り、蹴落としてでも当選するんでしょう。自分は良くて私はダメと言われても納得できません。」
安島「君は思い上がってる。調子に乗るな。」
元子は平然としている。
元子「覚えてます?当選したらこのお店で祝賀会を開くと言ってくれたこと。パーティはぜひ『ルダン』でお願いします。お待ちしてますね。」


その日の夜、長谷川と岩村は2人で飲んでいた。
長谷川「銀座で一番若いママ、実に面白い。ママさんはどんな教育をしたのかな。」
岩村「ただ一つだけ、お客様の秘密はちゃんと守らなきゃだめ。銀座のルールだからとアドバイスさせてもらっただけです。」「うちにいたときはおとなしくて冗談も言えない子だったんですよ。お客さんにからかわれてもだまーってうつむいちゃって。」
長谷川「そんな子が今あのルダンを買いたいなんて言ってるんだからね。」
岩村は驚き声が出ない。
そして、
その日とうとうすみ江は店に来なかった。


・・・


感想 *最後の方、セリフばかりになってしまい、読みづらかったらすみません☂
今回のお話はかなりこわいくらい順調に進んでいましたね~。元子の敵が回想でしか出てこなくて、あまり楽しくなかったですが、すみ江ちゃんはどうしちゃったのでしょう…元子にあんなに従順だったのに…。そして、安島さん。本当好きです💛いい役ですよね~。いい男です。元子ちゃん、かなり気持ちにブレーキかけてますよね。切ない…。
そして、私が一番気になるのは真矢ミキさん演じてる岩村!!!悪なのか善なのか気になります。悪になっていってる気もするし、本当に善なのか。私の注目ポイントですね。
第5話おすすめ度★★★☆☆



武井咲/江口洋介/和田正人/内藤理沙/真矢ミキ/高嶋政伸/伊東四朗/
羽原大介/本橋圭太/ワンミュージック/福山雅治「聖域」